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深夜に誰かに語りたくなったことを、だらだらと書いています

公園でラジオ体操をする老人たちのコミュニティに入れないおじいさんの話

老人には老人の世界がある。

ボクは朝に近くの公園でランニングをしている。毎朝6:30になると公園の広場に老人が集まる。彼等は、ラジオ体操をするために集まっている。彼等は、ラジオ体操という目的に集まった他人ではあるが、一つの大きなグループとなって、お互いに挨拶をしたり、お喋りをしたりして、確かなコミュニティが出来ている。

そんな彼等の輪に入れていないおじいさんがいた。ボクは彼を年男と名付けて、自分とダブらせてみていた。

Man Standing Beside Woman on Swing

年男は、ほぼ毎日、同じ場所で一人で体操をしていた。仏教面で、誰とも得に話をしたり触れ合ったりしていなかった。一方で、体操はしっかりとしていて、体形も太っておらず、服も小ぎれいにしていた。

ボクは想像する。年男はきっと、狭いアパートで独り暮らし。定年までしっかりと働き、今は年金をもらいながら、週3回程度、駅前の自転車置き場でアルバイトをしている。用事の無い日は、図書館通い。昔はスポーツをしていたが、今は特にこれといった趣味もなく、時間を持て余している。積極的に連絡をしていなかったので、気軽に遊べる友人もいない。

ある日、いつもと同じようにランニングをしていると、年男がおばあさんと一緒に体操をしているのを見かけた。体操をしながら、他の人とおしゃべりをしている。彼の顔には、いつも仏教面はない。とても優しい顔をしていた。

きっと勇気を出して、自分から話しかけたんだろう。服装も少しお洒落になっている。自分から話しかけるのはとても勇気がいっただろうけど、ついに年男は自分の居場所とコミュニティを見つけ出した。年を取ると変なプライドが新しい行動を阻害するけど、彼はそれに打ち勝って行動をした。

日常の何気ないことだけど、少し幸せな気分になった。ボクも変なプライドは捨てて、新しいことの挑戦しようと思う。