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トランプにすり寄るトヨタと我が道を行くGM

いつものとおり電車でニュースをチェックしていると気になる記事を見つけた。

Group of Persons Wearing Yellow Safety Helmet during Daytime

「トヨタが840億円をアメリカに追加投資して、生産能力を増強」

トランプ氏「おめでとうトヨタ!」

https://www.asahi.com/articles/ASM3H4R4MM3HOIPE01N.html

 

これを見た時に、昨年11月のGMの記事を思い出した。

「GMが北米5工場停止」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38264180Y8A121C1EA2000/

 

この2つのニュースの対比が非常に面白い。日本企業であるトヨタがアメリカに追加投資をして生産能力を高める。一方で、アメリカ企業であるGMがアメリカの工場を閉鎖して生産能力の適正化を図っている。

 

時代の流れとしては、自動車の販売量は今がピークと言われている。他の自動車メーカーも生産能力の見直しをして、今後必要になってくる電気自動車や自動運転に投資を集中している。その中でトヨタは、生産能力の増強を実施。しかも、アメリカ。トランプさんを見て実施している政策だと思われるが、本当に必要な投資だったのだろうか?

 

豊田社長は、品質問題でアメリカから大バッシングされた苦い記憶が今も鮮明に残っていると思われる。アメリカという国を怒らせると非常に怖い。国を挙げて一外国企業を潰しにくる。日本政府も守ってくれない。当時の品質問題でトヨタが支払った金額は和解金だけで1200億円。これ以外にも、リコール金額などを合わせると、いくらになるのか分からない。これに比べれば、生産能力増強で840億円を支払って、トランプさんに擦り寄っておいた方が賢い。そのため、この投資は必要だったと思う。

 

しかし、GMは未来の技術に対して投資を続け、着々とスリムな体制を作り上げている。一方で、トヨタは生産能力を増強することで更に巨体となる。市場が縮小した時に膨大な固定費で身動きが取れなくなる。トヨタがリーマンショックの時に突然赤字に転落したのもそのためだ。固定費が大きくなると、市場が縮小した時にリスクが非常に高い。

 

日本の屋台骨である自動車産業。一企業であるはずのトヨタは、実に多くのことを考えて動かいないといけない。トヨタ、日産、ホンダという日本のスリートップをしっかりと支えていくことが必要だと改めて思う。なんだかんだ言っても、日本円が信頼されるのは、自動車産業の支えが大きいので。