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らくだのこぶには夢と野望が詰まっている

時間短縮だけが解決策じゃない。論点がズレまくってる気がするセブンイレブンの報道について。

このニュースが気になっている。流通業界とは全く関係のない仕事をしているので、彼等の常識はあまり知らないけど。

www.ryutsuu.biz

 問題の背景

時代背景として、労働力不足がある。トラックドライバーの不足でアマゾン vs クロネコがあったように、小売り業界でも同じような状況が発生。

 

今まで何とか耐えに耐えてきた小売業の個人事業主も、ここにきて、ついに限界。

アルバイトを雇おうにも、そもそも深夜に働こうなんて人間がいない。やっと雇えたと思ったら、まともな人間じゃないし。バイトテロをおこすような、社会不適合者。そんな人間をおだてながら、辞めないように気を使いながら、なんとかやってきた。でも、もう本当に限界。最低賃金も上がる一方だし、経営も成り立たない。

 

このような現状を本社に訴えて救いを求めても何もしてくれない。本社は現場を理解していない。所詮、ホワイトカラーは現場なんか気にしていない。

 

労働強化を強いる大企業と、それに苦しめられる弱小個人事業主という構図が出来ている。

そして、「24時間営業は必要なのか?現実的に24時間は無理なので短縮したい」という要望が発生!

 

 

問題に対する解決策

2つの解決策があると思う。1つ目はテクノロジーでの解決、もう1つは外国人労働者での解決。

1.テクノロジーでの解決

無人コンビニにすればいいんじゃないか、最初にこのニュースを聞いたときにそう思った。既に技術はあるし、実用化されている。コンビニで実施しようとすると、セキュリティ、電子決済しか出来ない、設備投資のお金を誰が支払うのか、などなど課題はあると思うが、東大阪の店舗をモデルケースにしてやれば宣伝効果も高い。

 

ちなみに、AmazonGoが有名だけど、サインポストが既に赤羽駅構内にSuicaでの無人コンビニを作っている。

www.bloomberg.co.jp

2.外国人労働者での解決

都市圏では、当然のように、コンビニや牛丼屋、ファミレスでは外国人が働いている。昔は、中国人が多いイメージだったけど、今は非常に多国籍化している。特にベトナム人の増加率が高い。

入管法が改正されたので、今後、単純労働に対する外国人労働者の受入が拡大。そうなれば、今以上に外国人労働者に24時間営業は支えられるのではないか。

www.nikkei.com

企業側からこの問題を見てみると

営業時間の短縮を行った場合のインパクトとしては、機会損失とコスト増加。

機会損失はもちろん営業時間短縮により売上が下がること。コスト増加は主に廃棄ロス増加と物流コスト増。

 

コンビニの命綱である物流網。コンビニの特徴として、店舗面積が狭いので、一回に搬入出来る量も少ない。そのため、少量を複数回で運搬している。24時間営業から18時間営業になった場合、短い時間枠で同じ物量を運搬しないといけない。そうするとトラックとドライバーの数、物流倉庫の作業者の数などを増やさないといけない。コスト的には打撃を受ける。

 

一方で、大戸屋のバイトテロのように、本当にどうしようもない奴をバイトで雇わないといけない状況。これは企業側としても相当なリスク。売り物に、変なものを混入されたりしたら大打撃。

まぁ、今の情報社会でバイトテロをする人間の思考は理解出来ないけど。ハイリスクノーリターン。

headlines.yahoo.co.jp

 

思うこと

一連のこの報道を見ていると、論点が大企業 vs 虐げられる弱者、みたいになっていて、時間短縮の話ばかりになっている。本当に議論すべきなのは、トラックの自動運転のように、テクノロジーでの解決策なのではないかと思う。トラックの自動運転とセットで、コンビニの無人化が達成できれば、世界に輸出出来るモデルになるんじゃないかなぁ。