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批判の90%は聞く価値がない

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙を久しぶりに読み返してみた。今の自分に最も刺さったのは、

「批判の90%は聞く価値がない」

という言葉だった。今まで生きてきた中では、人の批判は素直に受け止めて改善をしていくべきという価値観を教えられてきた。しかし、受けてきた批判を考えてみると、しょうもないものが多かったように思う。

 

1.学校の友人からの批判

たいていの批判は、自分勝手な感情からきている。相手を批判して、相対的に自分の地位を高めるためのものなので、そんなものを素直を聞く必要などない。特に相手を考えて親切ぶって批判してくる人ほど要注意だ。相手のことを考えて言っている自分に酔っている場合が多い。

そもそも同じ学生で人を批判出来るほど優れた人間なんて滅多にいない。同じような学力レベルで同じような環境で育っている人間が同じ学校に集まっている。社会に出てからも同質化した集団にいるが、学生時代は、年齢が同じということもあり、ほとんど同じような人間しかいない。そんな相手からの批判なんて聞く価値は全くない。むしろ、本当に相手のことを思うなら、相手の気持ちを理解して、隣で一緒に泣いたり喜んだりしてあげるべきだ。それが本当の友だろう。

もし、偉そうに人を批判するような友人が周りにいるなら、その人と付き合うのは辞めた方がいい。そんな人間との関係は続かないし、そういう性質は周りの人間に伝染する。

 

2.会社の上司からの批判

指導と批判を勘違いしている人間が非常に多い。会社という組織は学校ではないので、大切なことは部下が成長することではなく、組織のパフォーマンスが上がること。部下を批判すればするほど、職場の雰囲気は悪くなるし、多くの場合、部下のモチベーションは下がる。

批判をされてやる気を出す人間はサラリーマンには多くいない。今の時代、そんなにやる気のある人間は、もっとチャレンジングな環境にいく。ベンチャーや、外資系、起業などで自分の腕試しをしているだろう。

サラリーマンを選択する人は、批判をされて、何くそ!と思って立ち上がってこない。そのまま、他の会社に流れいってしまう。

本当に会社のことを考えている上司なら、部下を批判しない。次からはこうやってほしいと優しく指導する。同じミスを繰り返すようなら、批判をするのではなく、その人に与える仕事のレベルを落として、その人が会社に貢献出来る仕事だけを与える。それがなければ、配置転換を実施する。会社のことを考えるのであれば、絶対に避けるべきは、その人が会社を辞めることだ。多くの仕事は、経験年数が増えれば、たいてい出来るようになる。

上司で批判をしてくる人間は、自分のストレス発散の場合が多い。そんな上司の言うことなんて聞く必要はない。本当に良い上司というのは、本人に合った仕事を与えて、成功体験を積ませる。成功体験はモチベーションアップに繋がり、ひいては成長につながることを知っているからだ。

もし批判ばかりをしてくる上司がいるなら、人事部に言った方が良い。我慢する必要なんてない。人事もバカではないので、SNSが普及している今の時代、配置転換を検討してくれる。

 

3.親からの批判

親だけは他の人間とは異なる。血縁だけは切りたくても切れないからだ。親は必至で子供を教育するべきだと思う。褒めてばかりいてはダメで、叱ることも大切だ。子供のことを考えるなら、悪いことは悪いと叱ること。友人みたいな親ではダメだ。

批判をするからには、親は子供から尊敬をされる存在であるべきだ。子供が大きくなるにつれて難しくなるが、少なくとも小学生の間くらいは、親は子供の憧れでありたい。子供に見られていることで、自分の行いを省みるようになる。

子供にとって、親からの批判ほど鬱陶しいものはないが、親ほど真剣に指導をしてくれる存在はいない。彼等は自己満足ではなく、自分のことを本当に思って叱ってくれている。なぜなら、本当の意味で利害共同体だからだ。

 

批判の90%は聞く必要がない。まさにそのとおりだと思う。批判をする人間がいたら、まずはその人間をよく観察してみよう。なぜこの人間は自分を批判するのか?この人間の本心はどこにあるのか?自分はモチベーションを落としてまで、この人間と一緒にいるべきなのか?そういったことを考えて、その答えがYESだった場合のみ、批判を受け入れてみるべきだと思う。

 

 

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

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